2018年2月3日、

恵方巻きが美味しいこの節分の日に、
ネットを賑わしている一つの
キーワードがある。

それが、

吉野家コピペ。


今の時代、吉野家コピペについて
知っている人は少ないだろう。


そこで今回は、

吉野家コピペとは何なのか。
なぜネット上で騒がれているのか。

その騒がれっぷりについて
調査してみた。

それでは見ていこう!

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なぜ、「吉野家コピペ」が話題なの?

 さて、今Yahoo急上昇ワードでも、Twitterのトレンドワードでも上位に食い込んできているワードがある。それが「吉野家コピペ」。
 なぜ話題になっているかというと、Twitterに投稿された一つの煽りツイートが原因だ。

 そのツイートというのがこれである。







煽るねぇ



 このツイートの煽りの対象になっているのは、ソフトバンクのスマホユーザーで牛丼無料券を握りしめ行列に並んでいた人たちである。
 ちなみにソフトバンクの牛丼無料キャンペーンというのはこれのことだ。

ソフトバンクのスマートフォンをご利用中のお客さまへ毎週金曜日におトクなクーポンを提供する「SUPER FRIDAY」を、2018年2月に開催します。2月は、毎週金曜日に吉野家の牛丼(並盛)1点がもらえます。


 いつもは牛丼を食べない人だって、そこは日本人の性。

”無料”と言われた日にゃぁ、むしろ使わなきゃ”損”やろ!

と、得することよりも、損したくない気持ちでたとえ1時間並ぼうが待つことだろう。





ちなみに俺も並んでいる。
30分並んじゃったー




 まあというわけで、この無料サービスをありがたく利用した人がたくさんいるわけだ。だがそれだけに、先程の煽りが大炎上。多くのTwitter民が反論ツイートを返信した。

普段利用しない人の集客でしょ?ソフバンとの利害関係がわからんが、別にいいんじゃないの?目くじら立てる事ない。
誰がいつ吉野家に行くのも自由ではないですか?
数百円出してるから、自分を上に見たい一般人認定って事で良いですかね



 もうマジレスの嵐である。

当然でしょ?あんな言われようして、気分を害さないほうが難しいって。

 必要ない煽りによって多くの人が気分を害され、多くの反論ツイートが飛び交い、煽った人がツイートを訂正する。それでこの騒動は終わり!




のはずだったが、



 こちらをご覧いただこう。






元ネタ?コピペ?




 そう、実は先程の煽りツイートは昔はやった文章のコピペだったのだ。
 そしてそのコピペがいわゆる「吉野家コピペ」である。




「吉野家コピペ」って何?

 さっそくだが吉野家コピペの元ネタをご覧いただこう。かなり長いので、飛ばし読みで構わない。重要なのは初めだ。

昨日、近所の吉野家行ったんです。吉野家。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、150円引き、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、150円引き如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、ボケが。
150円だよ、150円。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で吉野家か。おめでてーな。
よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、150円やるからその席空けろと。
吉野家ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、大盛つゆだくで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、つゆだくなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、つゆだくで、だ。
お前は本当につゆだくを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、つゆだくって言いたいだけちゃうんかと。
吉野家通の俺から言わせてもらえば今、吉野家通の間での最新流行はやっぱり、
ねぎだく、これだね。
大盛りねぎだくギョク。これが通の頼み方。
ねぎだくってのはねぎが多めに入ってる。そん代わり肉が少なめ。これ。
で、それに大盛りギョク(玉子)。これ最強。
しかしこれを頼むと次から店員にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、牛鮭定食でも食ってなさいってこった。


 この冒頭の出だし。
 5行目の「ボケが。」までのくだり。





まさにあの煽りツイートそのものである。



「吉野家コピペ」はどうやって生まれたの?

 この文章が誕生したのは2001年4月7日。今ではもう見られない、ペンネーム「新爆」という方の日記に書かれたものだ。
 汚い言葉の嵐だが、煽り文としては汎用性があり優秀。当時のネット流行の最先端「2ちゃんねる」にこの文章が掲載され、この文章をテンプレートとして様々な煽り文が誕生したのだ。

 誕生した煽り文は今でも見られるので、興味のある方はこちらからどうぞ。
==>吉野家コピペ

それにしても2001年って、、今から17年も前の文章だったのね。
こりゃ今のTwitter世代が知らないのも無理ないわな。




最後のまとめ

 いかがだっただろうか。

 今回の騒動は、2ちゃんねる時代からネットに精通している比較的年配の人と、SNSの発展でここ10年以内にネットに参入してきた比較的若い人の戦いということだ。

 「まさに吉野家コピペのような状況が起きてやがる!」と、面白いと思ってツイートした人物。
 「は?ふざけんな!」と、マジレスをしてしまった人物。
 「マジレス乙。」と、すべての事情を知っている人物。

 あなたはどっちでしたか?

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